「プロテオグリカン」が細胞を若返らせる
プロテオグリカンは、動物成分の多糖(グリコサミノグリカン)の研究中に見つけ出された糖たんぱく質の成分で,1970年にプロテオグリカン(Proteoglycan)と命名されました。
グリコサミノグリカンとしては、全身に存在するヒアルロン酸や軟骨から分離されたコンドロイチン硫酸などが有名です。
コンドロイチン硫酸は、プロテオグリカンの部分構造で、 生体成分として多様な機能性を持つプロテオグリカンは、最も重要な生体成分であり、主要な各種臓器、脳、皮膚など体全体の組織の細胞表面や関節軟骨の主成分としても存在しています。
プロテオグリカンは、組織形成や伝達物質としての役割など、組織維持修復に関係する成分で、多細胞動物以外で認められることは無いと考えられています。
また、プロテオグリカンは、コラーゲンやヒアルロン酸と共に働くことで身体組織や皮膚組織を維持するのです。
弘前大学の高垣啓一教授が、4%酢酸溶液を使うことで、鮭の鼻軟骨からプロテオグリカンを抽出する方法を発見しました。
アルカリ溶液による抽出方法の発見と、サケの鼻軟骨を原料とすることにより、生産の低コスト化が実現しました。
アルカリ溶液による抽出された鮭鼻軟骨由来プロテオグリカンの特徴は、非変性であることです。
これにより、今まで有害試薬でしか抽出できなかったプロテオグリカンを、食品や化粧品にも使用できる精製方法が確立されました。
このプロテオグリカンについて弘前大学や企業から多くの研究発表がされているほか、医療素材・化粧品原料としての応用が期待されています。
市販品は、弘前大学の高垣啓一教授により開発された方法で抽出されたものにのみ「プロテオグリカン」と命名できるのです。
この大量生産可能な方法により精製されたプロテオグリカンは、すでに健康食品や化粧品の成分として利用されています。
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